社会保険の節約方法
2015/10/20
社会保険の節約方法をいくつか上げてみます。
社会保険とは、健康保険、介護保険、厚生年金保険のことです。
社会保険料は安いほうがいいですよね。会社側なら確実にそうです。
従業員からしても、安いほうがいいという方が多いと思います。
厚生年金保険料は、将来の年金額に反映されるものですから、社員の立場から見たらまだいいですけども、健康保険料と介護保険料に関しては、いくら払っていてもなんらメリットはありません。
会社側から見たら、もうどっちも安く抑えたいですよね。
給料を決めるときに気をつけること
給料を決めるときや昇給の時ですが、ここで気をつけたいポイントがあります。
それは、「健康保険・厚生年金保険の保険料額表」の報酬月額の数字です。
社会保険料は給料の額で決まりますが、毎月の給料をもとに細かい計算はしません。計算が大変になるからです。
社会保険料を決めるにあたり、保険料の基となる金額を何段階かに分けてあり、給料の額がそれぞれの等級のどこの範囲になるかで決まります。
具体的に説明しますと、195,000円の給料の人がいたとします。
この金額を、保険料額表のどこの部分になるかを確認します。
この場合、195,000~210,000円の範囲に入ります。
そしてこの範囲の人は、報酬が200,000円として社会保険料を計算することになります。
195,000円の人も、209,999円の人も、同じ保険料とになるんです。
ですので、この場合の下限である195,000円に給料を設定してしまうのが、一番損なケースです。
195,000円というのは、ちょうど報酬月額の境い目なんです。
もし100円減らして194,900円という給料に決めたとしましょう。
するとこれだけで、保険料が1等級低くなり、月に千数百円安くなります。
年間だと1万数千円も安くなります。
給料を決める時は、保険料額表を見て、境い目を見ながら決めたほうがいいと思います。
4月5月6月に残業をしない
社会保険料というのは、毎年保険料の見直しがあります。
4月5月6月に払われた給料の平均を出して、それで1年間の保険料が決まります。
ここで残業が多いと、給料も多くなりますので、その後の1年間はずっと高くなった保険料を払うことになります。
残業は仕事をする上では仕方がなくコントロールが難しいかもしれませんが、やはりここは把握しておくことで意識も違ってきますので、会社も従業員も知っておいたほうがいいと思います。
ここで言う4月5月6月というのは、支払われる月のことです。
例えば給料の払い方が、末締めの翌月25日払いだったとします。
これだと、3月に働いた分を4月の25日に支払いますよね。支払われる月で見るので、これが4月分になります。
まとめ
簡単に保険料を安くできるのはこの二通りかなと思います。
1つ目の、給料を決めるときのものは、どの会社でも実践できると思いますのでやってみてください。
わからない場合はコメントをください。わかりやすい文章になるようがんばります。